February 09, 2017 22:41
↑左…FXクルーザーSVHO。石の嚙み込みで歪んだインペラの交換。ヤマハSC艇はねじの締まりがきついんでバーナーで250℃まで炙って外します。ドライブシャフト側のねじ山がだめになっている事も度々。可哀そうだけどDrシャフも交換です。因みにこのボートはソラスのインペラを付けました。純正はアクセルぱか開けさせた時にわざと空回りさせているので、社外ペラに変えると速くなりますぜ!
↑中…こちらもFX-SVHO。オイルクーラーの中が割れて冷却水にエンジンオイル混入。チェックバルブから出てくる水にオイルが混ざってたら原因はこれです。時々点検して下さーい。
↑右…これもインペラ交換。VXR。石の嚙み込みがひどかったせいか、インペラ先端が歪んでレンチが入らないうえ、歪んだ箇所がDrシャフに当たって抜けない… 今回は外れたから良かったけど、だめならまるごと交換です。何か巻き込んだと気付いたら、直ぐにエンジン止めて下さいませ。
↑左…ウルトラ310。R&DのECU書き換えとソラスインペラ取り付け。119km/h出ました。ウルトラ310の純正ECUは最高速(108km/h)に達して数秒経つとスロットルバルブを半分くらい閉めて100キロ近辺まで落としてしまう設定になっています。この設定を解除するには安価なリミッターカットと、十数万かかるECU書き換えの二種あるんですが、カットはこわいんで書き換えをお勧めしてます。
↑中…カワサキ15Fのバンパー交換。カワサキに限らずフロントバンパーやコーナーバンパーのがたつきは水流の巻き込みが原因なんで、隙間にシリコンシーラントを厚く塗って船体にぶにゅっと貼り付けるように装着してます。これお勧めでーす。
↑右…岩場で欠けた船底の修理。全面だとFRPでちゃんと直すと15〜20万円、パテ盛りの簡易補修で4〜8万円くらいです。FRPに海水が浸み込むと塩が膨れてファイバー層を壊してしまうんで、本当はFRP貼り込みで修理したいんですが…予算がとぼしいときはしょうがない!
↑左・中…シードゥ260aS。ハーネスの通電不良。部品取り艇からECUコネクタの箇所を取って移植してみたんですけど、結局直らずECUハーネスASSY交換の図…です。aS&iSは3セクションあるハーネスのうちECUハーネスだけはアッパーを外さないと交換できないんでちょっと面倒ですが、ついでに普段洗えないエンジンルームの防錆を。
↑右…2010年型155GTX。iBR動作不良で入庫したんですが、原因はECUハーネス付属のヒューズボックス内で通電不良でした。PC診断だとiBRが云々としか出てこないんで不良箇所を探すのに時間掛かりましたが結局これもECUハーネス交換で直りました。
↑左…上記と同じGTX。エンジンマウントのゴム部がアルミ台座から剥がれた状態で乗っていたのが原因で、ドライブシャフトのインペラ側スプラインが削れてしまいました。インペラのスプラインもだめだったので両方交換です。別件ですが、2010-2011年のシードゥラージハルは、ポンプケースの取り付け部分とシール形状が特殊であるせいか、ドライブからの水漏れが頻発しています。2012年以降のドライブにまるごと交換で対処しています。
↑中…カワサキ15F。プラグのねじ部が固着して外そうとした時に折れちゃう。シードゥ・ヤマハ(CRプラグの船)も折れます。直すにはドリルの刃を0.1ミリずつ太いものに交換しながら少しずつねじ部を削り、ねじ部がうすーく残った状態でタップを立てます。2時間は掛かりますかねー。こうならない様、ねじ部にアンチシーズを塗って、外す時はできるだけエンジンを温めて下さーい。
↑右…上記と同じ15F。排気側バルブが錆びで固着してました。バルブ交換・シム調整を要します。これを防ぐには、エンジン掛けながらインテークに防錆剤を吹き入れる・定期的にエンジン掛ける・エアボックスやエキゾーストの水を取り抜くetc…と頭には色々と浮かぶんですが、そう頻繁に起こる事例でもないんで…んー
↑左…ウルトラ310のテンショナ。海使用だとほぼ全艇、回転軸の中が錆びて固着してます。一度グリスアップやっちゃえば数年はもつんで、ボートを買った時か冬のメンテナンスで施工して下さいませ。
↑中…2006年型GTX155。セルモーターを交換するだけだったんですが、潮固着で外れず、スライディングハンマーで引っ張ったら頭だけもげてしまい、結局エンジンおろし。エンジン脱着やるとマウントや補機の折れ割れなどで修理代がかさむんで、出来れば当該箇所だけばらしたいんですけど…今回はごめんなさい
↑右…ボルトが固着しててヤバそうな時はヒートガンで温めてから回してみて。結構ねじ切れないで外れます。ボルト折れると面倒くちゃいもんね。
↑左…シードゥ4スト艇のドライブシャフト。錆びてまっちゃっ茶の時はワコーズで出してる塩害対策塗料で塗っちゃいます。ほんとは交換したいとこだけど、4万数千円はきちーっす。
↑中…シードゥ300馬力艇のSCタービン、メーカー自主回収で無償交換。右が対策前なんですけど、出っぱってるフィンが割れちゃうんだって。わざわざ真ん中だけ伸ばしてるって事はこっちのが高効率なんでしょう。勿体ないけど割れたらエンジン壊れちゃうからしょーがない、つか製品テストの時は割れなかったんだろうから、メーカーさんが可哀そうだなと… 物作りって大変ですね。
↑右…2014年型スパーク。航行中にBATヒューズかシステムリレーが切れてエンジン止まっちゃうの。どうもアッパーの電装部品を繋いでいるコネクタピンが緑青で接触不良を起こすみたいです。あとはアースの容量不足かな、たぶん。ピン掃除とマイナスコード増設でとりあえず症状は治まったんですが、原因確定とまではいかないんで、オーナーには申し訳ないけど少し様子見です。
← エンジン内の防錆はやっぱこれがベターかな。ノズル先っちょ(写真はヴィプロス)を外してチューブ付けてインテークに付いてるホースを何か外して(ブローバイが楽。写真はウルトラ)エンジン掛けながら吹き入ればOK。時々プラグがだめになるけどエンジンOHに比べれば安いもんで〜
↑左…去年ウルトラを買ってくれた方の紹介でいらしたA嶋様、15Fご購入。あざーす♪
↑中…免許とってしばらくはレンタルで乗ってたHぐち様、215ウェイクプロご購入。奥様も免許とって二人でウェイクボードやりたいんだって。あざーす♪
↑右…由比ガ浜の海の家からご紹介いただいたO田様、VX-HOを買ってうちの艇庫に入会してくれました。あざーす♪
↑左…熱海で乗ってるO田様。シードゥGTX155とFX-HOの2択で検討、信頼ブランドのヤマハを選んだそうです。あざーす♪
↑中…ご紹介でいらしたS古様、VH-HOご購入。こないだ夜中にバイク乗っているのを見掛けました。んで仕事は車屋さん♪ あとは空かー!?
↑右…こちらも紹介でご来店のT中様、GTR215をご購入いただきました。あざーす♪
↑左…機械加工業を営んでいるT川様、HRCの下請けでバイクのフレーム作ったりしてんだって! 私を雇ってちょーだいって頼んでんすけど… FXクルーザーSVHO買って艇庫にご入会いただきました。あざーす♪
↑中…埼玉県からお越しのW辺様、ウルトラ310LXご購入。でっかいスキービスケットを3個も買って、進水式のときはご友人をいっぱい連れて来てくれました。あざーす♪
↑右…屋形船屋さんのK池様、15FからFZRにチェンジ。これのカラーリング、生粋ヤマハって感じで本当かっちょ良いですよね! GP1800もこの色味で出せば…ぶつぶつ ♪
… eat & sleep & Gooooo JET SKI ♪ …
October 13, 2015 21:02
↑左…シードゥ260のスーパーチャージャー、オーバーホール(クラッチ交換)っす。メーカー指定は100時間なんですけど、50Hで滑り始める船もあれば150H以上でも大丈夫だったり…ん〜。来年はシードゥも300馬力モデルが出そうなんですけど、耐久性とかどう作ってくるのかな〜!?
↑中…こちらは2014年型FXクルーザーSVHOのSC。50時間でクラッチ故障。ハズレ部品かと思ったんですけど、他店でも40〜70Hで滑り始めた船が3台ありました。ん〜
↑右…ウルトラ310のSC。300から採用されているイートンSCは今んとこSCローター固着なしっす(関西の外海など潮が濃い水域では固着したケースもあるらしいです)。テンショナーとプーリーとベルトの交換だけで済んでるんで、ありがたいですね〜。あ、でもクラッチ交換もベルト交換も費用はあんま変わんないんか…。ウルトラ260までのSCはローター固着とコーティング剥がれが多いんで気をつけて下さいませ
↑左…これは社外品のSC付けた15F。かっちょ良いんだけど…むにゃむにゃ… 今年、カワサキがバイクにSC付けて発売(H2)したんですけど、内製でサイズも小さいの。これジェットスキーに流用してくんないかなーと。ハンドリング良くて軽い、STX15FにSC付けて発売してくれたら嬉しいな〜、出ないだろうな〜
↑中…ウルトラ250のテンショナー。オーナーが自分で調整しようと、プーリー軸を緩めないで上からアクセスできるねじだけ回そうとして壊してしまうケースが多いです。あと大抵は錆び固着してますんで、プレートごと外して下さいませ。んで組むときは固着止めでグリスとシリコン塗布やってね
↑右…塩溜りがすごかったインタークーラのお掃除。よくお客さんに「水洗するときソルトアウェイは有効なの?」と聞かれるんですが、水洗で薬液が効くのは冷却水の通路だけなんで、空気をエンジン内に通すインテーク周りは、防錆剤を吹き入れるとか写真みたいに時々外して掃除して下さい〜。特にシードゥのICは弱いす
↑左…14年型のウルトラ310LX。生産不良で船底にクラックが…。エンジン抜いてタンクも外して修理っす。やー面倒くさ
↑中…今シーズン一番悩んだ修理、これもウルトラ310LX。ゼロ発進の時だけ、アクセルぱか開けするとリミッターに当たってハンチングしてストール。原因はインペラの歪みだったんですが、ばばばってキャビテーションしないからインペラじゃないと誤判断したのが大間違い、FポンだのECUだのブースト制御系だの散々疑って、やーもう分かんない〜ってインペラ外してよく見たら少し歪んでたけど、この程度じゃ大丈夫だろーと思いつつ交換してみたら…直っちゃいました、いやんもう…
↑右…前記のウルトラ。ウォーターボックスetcも疑って外してみたら、EXパイプが、これまた生産不良で凹んでました。「やった原因見つけた」と一喜したんですが、違いましたねー。この程度の排出面積減じゃ何にも影響ないんだなーたぶん…
↑左…ウルトラねた、まだ続きます。逗子バナナボート隊長、S村さん。完沈した知人艇の修理。波で転覆したらしいんですが…ウルトラは船体が大きい割に静止ロールしやすいんで、2〜3人乗船での転覆事故がほんと多いす。運転手さんがバランスをとってあげれば良いんですけど…って言われてすぐ出来るもんでもないんですけど、気をつけて下さいませ〜
↑中…今年モデルのVXR、これも転覆。相模川河口の大波でひっくりかえってシートが外れて漂流して… オイルパン外したら砂が出てきました。直って良かったですね、ほんとに
↑右…去年モデルのウルトラ310LX。電源入れるとオーディオのヒューズが飛ぶの。最初はスピーカーのショートだの配線擦れだのを疑ったんですが異常なし。んで試しにユニットをレッツチャレンジでばらしたら、基盤に来てるプラスのはんだが取れて、すぐ隣のマイナスに接触してました。はんだ付け直して、本来は非分解だもんで、ばきって割った箇所を補修してコーキングして修理完了。これアッシーで6万円もするんで、直って良かった〜
↑左…ヤマハFX140のスロットルボディー。バタフライのシャフトが固くなって開きっぱなしになっちゃう。今回はまだ症状が軽かったんで、補助スプリングを付けちゃいました。ほんとは全ばらして直したいんですけど、これもアッシーでしか出ないんですよね〜、この症状けっこうあるんで、困る…
↑中…デッキマットの張り替え。写真の電動ツール買ったら、あら便利! 今までのスクレッパー手作業は何だったんだろうと。弘法も筆次第ですよー、びっくりー
↑右…去年型のスパーク。始動不良だったんですが、カムポジセンサのコネクタ接触不良でした。もう1台、航行中に突然エンジン停止。こっちはヒューズボックスにあるシステムリレー切れ。今んとこスパークはあんま壊れてないです。石の嚙み込みでポンプケースが割れたとか、その程度ですかね
↑左…毎年1〜2台は依頼が入る15Fとウルトラ250〜260のウォーターラインニップル交換。「15Fのマフラーを外したいんだけどウォーターボックスから抜くのどうしてる?」って質問を何度かいただいてるんですが、固着してたらカプラー切っちゃってくださいませ。3000円ですから、その方が楽です〜
↑中…前記の続き…カップリングが外れないって、これも良く聞かれます。インパクトでもだめな時はやっぱ切っちゃって下さい〜。ウルトラだとプーリー付きで2万円するからちょっともったいないんですけど、クランク前部の押さえ、造りが弱いからあんま力掛けたくないっす
↑右…FX−SHO。セルボタン押しても反応なし、メーターの針が途中で止まったまま。グリーンランプは点灯してると…んーと、メインハーネス交換で直りました
↑左…ウルトラ150。1番シリンダだけ焼き付き。原因はウォーターライン抜けでした。ヤマハ2スト3発(XLTなど)だと、オイルライン抜けが多いです。上から覗いても見えないんでちょっと面倒くさいですけど時々点検してくださーい
↑中…「ばばばって唸るだけで走らない」と言われたんでポンプケース覗いたら、すんげーでかい石が入ってました。インペラもぐにゃぐにゃに曲がってしまったんで交換です。浅瀬だと意外にあっさり吸い込んじゃうんで、お気をつけ下さいませ〜
↑右…そんな浅瀬でウェイクボード三昧な21フィートジェットボートのオーナー、K玉さん。何度もポンプケース修理やって見せてたら、いつしか自分で出来るようになりました。己の船は己が直す、海の男だね、かっちょ良い〜
↑左…個人売買で買ってきたらしいシードゥ。新艇でおろしてから一回もパソコン繋いでなかったみたいで、BUDSアップデートに20分。特に電子ブレーキ付きは時々パソコン繋いで下さい〜
↑中…キャブ修理やオーバーホールのとき、原因がいまいち掴めない場合はメインジェットもニードルシートもスプリングもアームもダイアフラムも新品に替えてみて。へたりで不調な事が多いです。もう船齢十数年オーバーですから
↑右…VXの最廉価モデルにリボーディングステップ取り付け。んーと、けっこう面倒くちゃいす。特に位置決め?少しでも曲がってたりしたらかっこ悪いもんね
↑左…ホンダバモスにヒッチメンバー取り付け。ヒッチメーカーで設定が無かったんで、別車種用を切った貼ったの溶接加工で取り付け。宮本鉄工さま、いつもわがままを聞いてくれてありがとうございますー
↑中…シードゥiS系は上からだとほとんどアクセス出来ないんで、修理のときは大抵こうなります。だから何だって話しなんですけど、絵的に面白いかなと〜♪
↑右…ハブベアリングが錆びて焼き付いてタイヤ外れちゃった…の図っす。トレーラー引いてるときは時々ホイール中心を触ってみて下さい。大体50度以上発熱してたら要メンテナンスですー
eat & sleep & Gooooo JET SKI ♪